2013年12月15日日曜日

サッカー ストラックアウト 自作する

サッカーのストラックアウトを自作してみました。
 スポ少イベント用にネットストアを検索しても、野球はあるけどサッカーのはないんです。

 マジックテープでひっつくやつはあるんだけど、TVでやってるみたいな物がない。
 
 では早速紹介。


<ストラックアウトの作り方> (2×3mのフットサルゴール取付用)

 1.主な材料は、写真左から
   ・PPボード(ホワイト)¥780*4枚
   ・2×4材(12フィート)¥698*3本
   ・2×4材(8フィート)¥498*5本
   ・ボルト(M10*100mm)¥75*10本
   ・マジックテープ¥160*15
 
  他にロープや両面テープ等で、合計¥12,400-

  (始めは鉄鋼+マグネットで作成しようと考えていましたが、予算が2万を超えそうなのと、作成期限が1週間だったので、加工の容易な2×4材にしました。材の曲がりが気になりますが、、、)


 2.強度のある「切り欠き継ぎ」で挑みます。
  • 裏も表もけがきます。(今回は団体の経費なので失敗したくない)
  • 左右に切り込みを入れます。
  • 2×4は、切削性が良いので、手のこで十分。(真っすぐ切り込めると、あとの修正が楽)

  

 3.切り欠きを落とします。

  • まず、のみで落とす部分に切れ目を入れます。(裏も表も)


 4.ドリルで穴を開けます。(はみださないように)

 5.3か所開けると、写真のようにとれます。
   とれない場合は のみ でドリル穴部分をたたくと良い。

  6.修正した後、「木殺し」をして入りやすくしておきます。
   きつめにしていなければ不要ですが、、、
   (ここの修正で、半端の2×4材を差し込んで、きつすぎないか確認しておくとよいです)
    今回はボルト止めするので、手で押し込めるくらいにしました。
    何年かすると材もやせるので、きつめが良いかもしれません。難しいところです)

 7.ドリルで穴を開けます。

  • 全て切り欠きしたら、実際にはめこんだ状態で、結合部分に10mmのドリル穴を開けていきます。

   ・順序としては、
   ①マジックで、場所をけがく
   ②下穴用ドリル(3mmくらい)で下穴を開ける。
   ③ボルトが入るザグリを入れる(写真は27mm木工用刃)
       (写真では既に④の穴も開けてしまっていますが、、、)
   ④10mmのボルト用穴を貫通させる。(下に不要な板を入れておくと、材が割れにくい)

    ③と④を逆にしてもできますが、ザグリの中心がずれやすくなります。

緑テープはサッカーゴールに接触する部分の養生です。この段階で巻く必要はありません。(写真は全て完成後にとったもの)

   ボルトを入れると、こんな感じ。
    ザグリを入れると、突起がなくなり奇麗です。(ザグらなくても問題はありません)

   裏から見るとこんな感じ。(下穴を真っすぐ入れておくことが成功のカギ)

  • 下穴を開けたら、柱番号を材に書いておきます。(もう一度組む時に、穴が合わない!ってことになります)


  8.マジックテープを張ります。

  • 材幅が38mmしかないので、マジックテープは縦半分に切りました。
  • 木枠側はナイロンの硬い方を貼りました。(こすれに強いかなと、やっぱり逆かも?)


  • 柱にマジックテープの両面テープでは弱いので、上下を16mmの小鋲大頭のくぎで固定します。

  (真ん中も打ったほうが良いかもしれません。あまり打つと材が割れるのが怖いです)

 9.得点ボードを作成します。
  • ワードの「HGP創英角ゴシックUB」フォンントを、白抜き、影付きにしてプリントアウトし、そこにマス目を書いて、測って、ボードに合う縮尺で倍にした長さを下書き用紙に書きます。
  • 下書き用紙の数字をはさみで切りぬき、ボードに仮付けして、なぞっていきます。影を塗って立体感を出します。
  • 大きさは、縦450mm、横725mm。マジックテープは縦150mm。これで十分な強度があります。枠に当たっても他のボードは落ちません。

    (点数によって色を変えるために白抜きにしましたが、時間がなくとりあえず影だけ)
    

  • PPボードは長手方向に筋がくるように切り取ります。(段ボール構造なので、間違えるとボールが当たって真っ二つに折れ曲がることになります。
  • 縦方向にも、細く切ったPPボード補強材を2本入れます。(両面テープで貼り付けます)
  • PPボードと両面テープの相性は良く、かなり強力に張り付きます。
  • 左上に木枠の場所に相当する番号を書いておきます。

(今回はボードを点数表示としました。1枚1点なら、通し番号の方が宣言して当てていける利点があります)



 10.組みあげます。

 11.ボードを取付け。

 12.完成。(さあ動画も見てみましょう↓)

 

[感想]
 ストラックアウトは、個人差があってもチーム戦で対決できるので良いですね。
 人数が多いと待ち時間が長くなりますが、、、
(今回は、1人1回失敗OKで、40人6チーム回すのに20分くらいかかりました)


それにしても、今回は制作・企画・実行まで1週間しかなく、嫁にボードを手伝ってもらった以外はほぼ1人でしたので大変でした。
 (当日はかなり応援頂き、うまく運営できました)
 
制作さえ早めにすれば、ボードや賞品準備を割り振りできました。ちょっと決断が遅すぎました。
 
計算外のアクシデントもありました。
 賞品をネットストア5社に注文したんだけど(¥100~¥1400)、1社当日に間に合わないことになて急きょ近所のホームセンターで手袋や縄跳びで間に合わせました。
 イベント2日前には、携帯が壊れて団員にメール配信できなくなるなど(携帯ショップに閉店まじかに駆け込んでギリギリセーフ)
 
 
結果は大成功・大好評で、またやりたいという声も沢山聞くことができました。
 
 壊れてきたら、また誰かが作って、毎年の恒例イベントになって欲しいですね。
 
 
結構頑丈なので、自立できる足を作れば場所を選ばない道具になります。
ドリル等の手持ち道具がある方は低予算で作成できるので、是非チャレンジしてみて下さい。

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